毒きのこの山

本と旅行とぼーっとすることがすき。やりたいことしかやりたくないと決めた30代女です。

掃除機選びにみる、2タイプ

世の中には2種類の人がいると思う。
 
①判断基準・幸せの指標が「外」にあるタイプ。
「みんながしているから自分もそうする」ことに、疑いを持たないひと。
マジョリティ(多数派)でいることに安心、幸せ、満足感を感じるひと。  
理由など深く考えず「そういうものだから」「昔からそうだから」「それが普通」「○○(友達、芸能人、TV)が良いと言っていた」と、流行っている物や誰かがおすすめしてくれた物=良い物と素直に思えて、それを楽しめるタイプ。
素直で協調性があるひとに多いのかな。
 
②判断基準・幸せの指標が「内」にあるタイプ。
周りの意見は参考にするけど、「自分はどうしたいか」「自分にとってはどうなのか」を突き詰めて考えちゃうタイプ。
マイノリティ(少数派)であっても気にならない、自分の価値観を大事にしたいひと。  
 
こだわりがある人が多いと思いのかな。
 
どちらが正しいとか良いとかではなく、単に性格の違いだと思う。
ちなみに私は②。
 
例えば掃除機を買うとき。
数年前、掃除機を買おうと思って何にしようかな選んでいた。
今はわからないけど当時、比較サイトやSNSで上位におすすめされてるのってダイソンだった。
ちょうど同じ時期に義理の実家も掃除機を新調したようで、
「ついにうちにもダイソン買ったの!人気なんでしょう?おすすめよ!」と義母が言っていたので、家電量販店に行って実際に触ってみた。
 
でも私が思ったのは
・・・重い・・疲れそう・・使うのいやになって掃除しなくなりそう・・・音でかすぎ・・なんか派手じゃない?これっておしゃれなの?インテリアの邪魔じゃない?(片付ければ解決しますが)・・・吸引力ってそんなに必要?ペットもいないし普通に吸えればOK・・・もっとシンプルで軽いのがいいな・・・・
 
と、しっくりこず、自分には合わないと判断して、マキタのハンディクリーナーにした。
これがかなり良い!すごくお気に入り。
 
ダイソンをディスっているわけではないので誤解してほしくないのだけど、
②のタイプのひとにとっては判断基準があくまでも自分だから、
「人気商品」であることと「自分にとって良い商品」かは別。
掃除機に関しては、自分が求めていたのは
「吸引力」「人気商品を買うことでの満足感」「おしゃれっぽさ」よりも、
「軽い」「普通に吸える」「値段も手頃」「シンプル」だったので、とてもマキタにして満足してる。
 
義理の実家の場合も、私の感覚で判断したら
「義母も高齢だし家もうちより広いし、実用的に考えたら重いダイソンよりもっと軽くて小回りの利く日本メーカーの方がいいんじゃない?」とか余計なことを思ってしまうのだけど、
①寄りの義母にとってはそんな理屈よりも「人気のダイソンを買った!」ということに満足を感じて幸せそうだから、
義母にとってはそれが良い選択なんだとなと思う。
 
自分が
「みんながそうしてる、持っている」ものに満足・価値・幸せを感じるのなのか、
「人は人、自分はどうしたいのか、自分にとって必要なものってなにか」を考えたいタイプなのか、
知っておくとより満足度の高い選択ができるのかなと思った。